教師として考えること

教員の仕事で意外と大変だったこと

はじめに教員の仕事というと、「授業が大変」「教材研究が大変」といったイメージを持たれることが多いように感じます。もちろんそれも事実ですが、実際に働いてみて、想像していなかった部分で大変さを感じたことも多くありました。この記事では、教員として働く中で「意外と大変だった」と感じたことを、経験をもとに整理します。意外と大変だったこと① 気持ちの切り替え教員の一日は、楽しい出来事気を使う対応思うようにいかない場面が短時間で次々と訪れます。そのたびに気持ちを切り替えて、次の授業、次の対応に向かう必要があります。体力だけでなく、気持ちの切り替えの早さが求められる仕事だと感じました。意外と大変だったこと② ...
教師として考えること

教員1年目にやってよかったこと・やらなくてよかったこと

はじめに教員1年目は、毎日が手探りの連続でした。「これで合っているのだろうか」と不安を感じながら、一日一日を乗り越えていたように思います。この記事では、そんな1年目を振り返って、やってよかったと感じていることと、今思えばやらなくてもよかったことを整理してみます。これから教員として働き始める方の、参考の一つになれば幸いです。やってよかったこと① 分からないことを早めに聞く1年目は、分からないことがあって当然だと思うようにしました。書類の書き方行事の流れ指導の判断一人で悩み続けるより、早めに相談することで、結果的にミスや負担が減りました。「聞くことは迷惑ではない」と考えられるようになったのは、大き...
授業と学び

授業準備を効率化するためにやっていること

はじめに教員の仕事の中で、授業準備は欠かせない一方、「時間がいくらあっても足りない」と感じやすい業務でもあります。最初の頃は、毎時間すべてを一から準備しようとして、気づけば帰宅が遅くなる日が続いていました。この記事では、そんな経験を経て、授業準備を少しでも効率化するために意識してきたことを紹介します。やっていること① 授業の「目的」を最初に一つ決める準備を始める前に、「この授業で一番伝えたいことは何か」を一つ決めるようにしています。ここだけは分かってほしいこの考え方に触れてほしい目的がはっきりすると、教材を増やしすぎない板書を絞れる結果として、準備時間も短くなりました。やっていること② 完璧な...
教室の日々

学級づくりで最初に意識したこと

はじめに新しい学級が始まるとき、「どんなクラスになるだろうか」「うまくまとめられるだろうか」と不安になることがありました。学級づくりにはさまざまな考え方がありますが、この記事では、教員として最初に意識してきたことを、経験をもとにまとめます。特別な方法ではありませんが、学級をスタートさせる際の一つの視点として読んでいただければ幸いです。意識したこと① 完璧な学級を目指さない最初から理想の学級像を強く描きすぎると、うまくいかない場面で自分自身が苦しくなります。すぐにまとまらなくてもいい時間をかけて関係を作ればいいそう考えることで、目の前の子どもたちと落ち着いて向き合えるようになりました。意識したこ...
教師として考えること

保護者対応で心がけていること

はじめに教員として働く中で、保護者対応に不安を感じる場面は少なくありません。「どこまで伝えるべきか」「言い方はこれでよかったのか」と、後から考え込むこともありました。この記事では、これまでの経験の中で保護者対応の際に意識してきたことを整理してお伝えします。特別な方法ではありませんが、日々のやり取りの中で大切だと感じている点です。心がけていること① まず話を最後まで聞く保護者から連絡をいただいたとき、最初は意見や不安を途中で遮らずに最後まで聞くよう心がけています。すぐに説明や反論をしたくなる場面でも、何に困っているのかどこが一番心配なのかを整理するために、まずは話を受け止めます。「聞いてもらえた...
授業と学び

ノートがぐちゃぐちゃになる子への具体的アドバイス

はじめに授業中や提出物を見ていて、「内容は分かっていそうなのに、ノートがとても見づらい」という子に出会うことがあります。ノートがぐちゃぐちゃだと、自分で見返しにくい学習の振り返りがしにくいやる気が下がるといった影響が出ることもあります。この記事では、ノートが整わない子に対して実際に意識してきた声かけや工夫を紹介します。無理に「きれいに書こう」と言わない最初に大切だと感じているのは、「きれいに書きなさい」とだけ言わないことです。多くの場合、本人はどう書けばいいか分からない速さについていくのに必死書くこと自体が苦手といった理由を抱えています。注意よりも、具体的なヒントを示すことが大切だと感じていま...
教師として考えること

教員になって最初に戸惑ったことと乗り越え方

はじめに教員になったばかりの頃、「思っていた以上にうまくいかない」と感じる場面が多くありました。授業のこと、子どもとの関わり、日々の業務。一つひとつは小さなことでも、重なると不安になることがあります。この記事では、教員として働き始めた頃に特に戸惑ったことと、そこからどのように考え方を変えていったかについて、体験をもとにお話しします。※本記事は一つの経験談であり、特定の方法を勧めるものではありません。戸惑ったこと① 思い通りに授業が進まない当時感じていたこと教材研究を重ねて授業に臨んでも、反応が薄い予定通り進まない思った質問が返ってこないそんなことが続き、「準備が足りなかったのでは」と落ち込むこ...
授業と学び

宿題が続かないときに見直したいこと

はじめに前回は、宿題を嫌がる子どもへの無理をさせない関わり方について書きました。実際の現場では、「少しは取り組めるようになったけれど、続かない」という声もよく聞きます。今回は、宿題が“続かない”ときに見直していることについてお話しします。※本記事は特定の成果を保証するものではなく、一つの考え方としてお読みください。宿題が続きにくい理由① 目標が大きすぎる「毎日きちんとやる」という目標は、正しいようでいて、子どもにとっては重たい場合があります。うまくいかなかった日があると、「もうだめだ」と感じやすくなります。続けるためには、成功しやすい小さな目標にすることが大切です。② 周囲の比較が影響している...
授業と学び

宿題を嫌がる子どもへの対応|無理をさせない関わり方

はじめに「宿題を嫌がる子どもへの対応」に悩む教師は多いと思います。教室でも、宿題を出すと表情が曇る子に出会うことがあります。「宿題をやりたがらなくて困っています」この相談は、学年を問わずよく耳にします。教室や面談で子どもたちの様子を見ていると、宿題を嫌がる背景には、怠けているからという理由だけでは説明できない事情があるように感じています。この記事では、教員として関わる中で意識している、無理をさせない関わり方についてお話しします。※本記事は特定の成果を保証するものではなく、一つの考え方としてお読みください。宿題を嫌がる子に見られやすい背景① 学校でエネルギーを使い切っている学校生活は、授業だけで...
授業と学び

授業がうまくいかなかった日の帰り道

授業が終わったあと、黒板の前に立ったまま、しばらく動けないことがあります。大きな失敗をしたわけではありません。けれど、どこか噛み合わなかった。問いかけが宙に浮き、子どもたちの表情が遠く感じられた。そんな感覚だけが、静かに残ります。うまくいかなかった、という実感説明が長すぎたのかもしれない。待つ時間が足りなかったのかもしれない。別の言葉を選べばよかったのかもしれない。授業中は流れていった時間が、終わったあとになって、ゆっくりと巻き戻されていきます。完璧を目指しているわけではありません。けれど、「もう少しできたのではないか」という思いは、何年経っても消えないものです。帰り道に考えること学校を出て、...