教室の日々

教室の日々

授業中に立ち歩く子どもへの対応|止めようとする前に見直したこと

授業中に、教室の中を歩き回ってしまう子どもがいる。席を離れて友だちのところへ行ったり、ふらっと教室の後ろに行ったり。声をかけて席に戻っても、また少しすると立ち上がってしまう。そんな様子が続くと、授業の流れも気持ちも落ち着かなくなります。私もこれまでに、何度も同じような場面を経験してきました。そしてそのたびに、「どう止めるか」を考えてきましたが、うまくいかないことも多くありました。その中で、少しずつ考え方が変わっていきました。まず「止めること」だけに目を向けない以前は、「とにかく座らせなければ」と思っていました。「席に戻りなさい」と強く言う何度も注意するその場で行動を止める一時的には座りますが、...
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授業中に子どもが話を聞かないときの対応|まずやめたこと・始めたこと

授業中、子どもがなかなか話を聞いてくれない。何度声をかけてもざわつきが収まらず、説明が届かない。そんな時間が続くと、気持ちが焦ってくることがあります。私もこれまでに、同じような場面を何度も経験してきました。そして、そのたびにいろいろな方法を試してきましたが、うまくいかないことも多くありました。その中で、「これはやめた方がいい」と感じたことと、「こうしてみるとうまく流れが変わる」と思えたことがあります。以前やっていたこと(うまくいかなかった関わり)話を聞かない状況になると、どうにかして整えようとしていました。例えば、声を大きくして注意する「静かにしてください」と何度も言う分かりやすくしようと説明...
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このブログで伝えたいこと|教室の片すみで考えていること

このブログ「教室の方すみから」を読んでいただき、ありがとうございます。記事が増えてきた中で、あらためて「どんなことを伝えたくて書いているのか」を、ここで少し整理してみたいと思います。教室の中で感じてきたこと教員として長く働く中で、いろいろな場面に出会ってきました。授業がうまくいった日。思うようにいかなかった日。子どもとの関わりに悩んだ日。その一つ一つの出来事の中で、少しずつ考え方が変わってきたように思います。このブログに書いているのは、そうした日々の中で感じた、ごく小さな気づきです。特別な方法ではなく、小さな関わり方このブログでは、「これをやれば必ずうまくいく」という方法はあまり書いていません...
教室の日々

クラスがざわつく日の授業で、私が最初に変えること

-授業を始めてみると、なんとなく教室がざわついている日があります。特別に騒いでいるわけではないけれど、落ち着かない空気。話し声が少し残ったり、集中が続かなかったり。そんな日は、どれだけ説明しても子どもたちの意識がそろわず、授業が進みにくく感じることがあります。教員になったばかりの頃は、そういうときに「もっと静かに」「集中して」と注意することが多かったように思います。でも、それで教室の空気が落ち着くことはあまりありませんでした。今は、クラスがざわつく日には、まず自分のやり方を少し変えてみるようにしています。話す時間を短くするざわつく教室で長く説明を続けても、なかなか集中は戻ってきません。そんなと...
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休み時間に子ども同士がもめたとき、私がまずやること

休み時間に教室や廊下で子ども同士がもめる場面は、どの学年でも起こります。些細な言い合いからケンカに発展することもあり、見過ごせないけれど、どう対応すればいいか迷う瞬間も少なくありません。私自身も、初めの頃は「どうやって止めよう…」「誰が悪いんだろう…」と焦ってしまい、逆に場を悪化させてしまったことがあります。でも、いくつかのポイントを押さえるだけで、冷静に対応できるようになりました。1. まずは落ち着くまで待つ争いの現場にすぐ飛び込むのではなく、まず少し距離を置きます。大声で介入すると、子どもも反発しやすい感情が高まっていると、話を聞く準備ができていない「大丈夫かな?」と目で見守りながら、子ど...
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学級づくりで最初に意識したこと

はじめに新しい学級が始まるとき、「どんなクラスになるだろうか」「うまくまとめられるだろうか」と不安になることがありました。学級づくりにはさまざまな考え方がありますが、この記事では、教員として最初に意識してきたことを、経験をもとにまとめます。特別な方法ではありませんが、学級をスタートさせる際の一つの視点として読んでいただければ幸いです。意識したこと① 完璧な学級を目指さない最初から理想の学級像を強く描きすぎると、うまくいかない場面で自分自身が苦しくなります。すぐにまとまらなくてもいい時間をかけて関係を作ればいいそう考えることで、目の前の子どもたちと落ち着いて向き合えるようになりました。意識したこ...
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教室に入る前に、必ずしていること

教室の扉を開ける前に、私はほんの少しだけ立ち止まります。特別なことをするわけではありません。誰かに見せるための準備でもありません。けれど、この小さな時間が、その日の教室の空気を左右しているように感じています。黒板に一言、書いておく朝、教室に入る前に、黒板の端に短い一言を書きます。「おはようございます」「今日は少し冷えますね」「昨日の続きを楽しみにしています」内容はごく簡単なものです。けれど、子どもたちが教室に入ってきたとき、最初に目にする言葉があることは、思っている以上に意味があるように思います。それは授業の指示ではなく、その日のはじまりの合図のようなものです。机の上を整える次にするのは、自分...
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叱る前に、三秒だけ立ち止まる理由

教室にいると、思わず言葉が先に出そうになる場面があります。授業中の私語。繰り返される注意。こちらの気持ちが追いつかない瞬間。以前の私は、そのまま感情に任せて言葉を投げてしまうことがありました。けれど今は、叱る前に、三秒だけ立ち止まるようにしています。その子の背景を想像する三秒立ち止まる理由の一つは、その子の背景を想像するためです。朝、何かあったのかもしれない。気持ちが落ち着かない理由が、教室の外にあるのかもしれない。もちろん、ルールを守らなくていいわけではありません。ただ、理由を想像する余白を持つことで、言葉の選び方は自然と変わってきます。感情で言葉を出さないために叱る必要がある場面ほど、教員...