授業中、子どもがなかなか話を聞いてくれない。
何度声をかけてもざわつきが収まらず、説明が届かない。
そんな時間が続くと、気持ちが焦ってくることがあります。
私もこれまでに、同じような場面を何度も経験してきました。
そして、そのたびにいろいろな方法を試してきましたが、うまくいかないことも多くありました。
その中で、「これはやめた方がいい」と感じたことと、「こうしてみるとうまく流れが変わる」と思えたことがあります。
以前やっていたこと(うまくいかなかった関わり)
話を聞かない状況になると、どうにかして整えようとしていました。
例えば、
- 声を大きくして注意する
- 「静かにしてください」と何度も言う
- 分かりやすくしようと説明を長くする
その場を何とかしようとするほど、言葉は増え、空気はかえって重くなっていきました。
一瞬静かになっても、またすぐにざわつく。
そんな繰り返しになることも少なくありませんでした。
私がやめたこと
いろいろ試す中で、少しずつやめていったことがあります。
無理に全員を静かにしようとすること
全員を一度に静かにしようとすると、どうしても無理が出ます。
一部の子どもに強く注意が向き、全体の空気が固くなってしまうことがありました。
長く話して理解させようとすること
「ちゃんと伝えなければ」と思うほど、説明が長くなっていました。
でも、話が長くなるほど、子どもは聞き続けることが難しくなります。
その場ですべて解決しようとすること
一時間の中で整えようとすると、どうしても焦りが出てしまいます。
結果として、余計に流れが崩れることもありました。
代わりに始めたこと
やめることと同時に、少しずつ取り入れていったことがあります。
話を短く区切る
一度に伝える量を減らし、「ここまで」という区切りを意識するようにしました。
短く伝えて、すぐに動く。
その繰り返しの方が、流れが整いやすくなりました。
小さな動きを入れる
聞くだけの時間が続くと、集中は続きにくくなります。
- ノートに書く
- ペアで一言話す
- 手を動かす
そうした小さな動きを入れることで、教室の空気が少し変わることがあります。
できている姿に目を向ける
どうしても、気になる子に目がいきがちです。
でも、静かに聞いている子も必ずいます。
その姿を短く言葉にすることで、教室の流れが少し落ち着くことがありました。
変化はゆっくりと現れる
これらを意識するようになってからも、すぐに大きく変わったわけではありません。
それでも、
「少し聞く時間が長くなった」
「前より戻りが早くなった」
そんな小さな変化が、少しずつ積み重なっていきました。
まとめ:まずは一つだけ変えてみる
授業中に子どもが話を聞かないとき、以前は何とかしようと力が入りすぎていました。
でも今は、
- やめることを決める
- 小さく変える
- 少しずつ整える
この流れを大切にしています。
すべてを一度に変えようとしなくても、ほんの一つの工夫で、教室の空気が少し変わることがあります。
あとがき
今でも、うまくいかない日があります。
それでも、「今日はここを少し変えてみよう」と思えるようになってから、以前ほど焦らなくなりました。
授業は毎回同じにはなりませんが、その分、少しずつ整えていくこともできるのだと思います。


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