初任の頃、子どもよりも自分に戸惑っていた話

教師として考えること

教員になったばかりの頃、
私は「子どもが言うことを聞いてくれない」ということに、強い戸惑いを感じていました。

授業中にざわつく教室。
何度注意しても、思うように静かにならない時間。
そのたびに、「自分の指導力が足りないのではないか」と考えていました。

今振り返ると、
戸惑っていたのは子どもたちではなく、教員としての自分自身だったのだと思います。


「きちんとさせなければ」と思いすぎていた

初任の頃は、
「教室は静かであるべき」「指示は一度で通るべき」
そんな理想像を強く持っていました。

そのため、少しでも教室が落ち着かないと、
必要以上に声を強めてしまったり、
早く授業を進めようと焦ってしまったりすることがありました。

けれど、今思えば、
その空気は子どもたちにも伝わっていたのだと思います。


子どもを見る前に、自分を見ていなかった

当時の私は、
「どうしてこの子たちは話を聞かないのだろう」
と、子ども側に理由を探していました。

しかし経験を重ねる中で、
自分の立ち方や話し方、教室に入ったときの表情が、
教室の空気に大きく影響していることに気づきました。

自分が余裕を失っているときほど、
教室は落ち着かなくなる。
そんな場面を、何度も経験しました。


関係づくりは、授業以前の土台だった

今では、
「授業がうまくいくかどうか」は、
授業が始まる前から決まっている部分があると感じています。

毎日の小さな声かけ。
子どもの変化に気づこうとする姿勢。
完璧でなくても、向き合おうとする態度。

そうした積み重ねがあって初めて、
授業中の指示や説明が、少しずつ届くようになるのだと思います。


あの頃の自分に伝えたいこと

もし初任の頃の自分に声をかけられるなら、
「うまくやろうとしなくていい」と伝えたいです。

教室は、すぐに理想の形にはなりません。
けれど、悩みながら続けていく中で、
少しずつ自分なりのやり方が見えてきます。

子どもに戸惑う時間も、
自分に戸惑う時間も、
どちらも無駄ではなかったと、今は思っています。

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